雪組「幕末太陽傳」にまつわるお話

雪組「幕末太陽傳」見納めは立ち見。
ちなみに、東宝の立ち見は「1」より「2」の方がなんとなくセンター。

色々と思い入れの深いこの作品、改めて振り返ってみると、宝塚バージョンらしい表現が楽しい「千躰荒神祭」の場面がとても印象に残った。

「ノバ・ボサ・ノバ」のように「お祭り」をテーマに「千躰荒神」と題した一幕物のショーが観たい!と思った僕は、早速、京浜急行青物横丁駅降りてすぐの、千躰荒神様を祀る「海雲寺」に向かう。気分はショー作家だ。
初めて足を運び、とても落語界とご縁のある場所である事を知った。

寄席の看板などに墨黒々と書かれた文字をご覧になった事がある方は多いだろう。これは「寄席文字」と言って「橘流」のご一門の方々がお書きになっている文字だ。

ここ海雲寺に、なんと「橘流筆塚」があったのである。
この文字は、お亡くなりになられた橘流家元、橘右近師匠によるものであります。

そしてなにより、この「火の用心」のポスター。
僕はこのポスターを見て衝撃を受けました。
なぜなら、ウチにもあるからです。
以前、頂いたポスターの「火の用心」部分だけを切り取り、目につくところ(本棚)に貼っていたのです。

にも関わらず、今頃ここで気が付くとは、、。

ショー作家を気取っている場合ではなかった。永久輝せあさんもここに来たんだよな、と思っている場合ではなかった。

己に猛省を促したい。

廊下でしばらく正座だ。


(追)
さて、足が痺れてきたところで、僕のコレクションをご覧頂きましょう。

橘右近師匠の直弟子、橘右龍師匠がお書きになった「芽」。
当然、連想されるのは、花組の、、この話はまたの機会にしましょう。

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