公演チラシ考
「〜」について。
「〜」とは、何月何日から何月何日まで、の「から」のところ、「波形」と呼ばれるところの様々なデザインを楽しむ。
まずは
「エリザベート」(2016年)
近年では珍しくシンプルな「〜」。
僕が初めて観た作品「王家に捧ぐ歌」(2003年)
これは矢印で描かれるパターン。曜日と矢印がくっついてるというデザインがいい。
そもそも、この部分に注目するきっかけとなったのがこちら。
「Shall we ダンス?」(2014年)
ダンスのステップの教本に描かれているようなデザインである事に気が付いた時の衝撃。
多く見られるのは植物系。
「バラの国の王子」(2011年)
ご存じ「ベルサイユのばら」(2013年)
「カサブランカ」(2010年)は矢印と三角の重ね技。
続いて
再演された時にどう変わっているか。
「オーシャンズ11 」(2012年)
「オーシャンズ11 」(2013年)
スペードに模様が。盛り方のほどの良さがいい。
「ロミオとジュリエット」(2012年)
これもとても素敵です。
ところが「ロミオとジュリエット」(2013年)になると十字架に。
さすがロミジュリ、硬軟の振り幅が広い。
ロマンチック系は「星逢一夜」(2015年)
文字情報としてほとんど主張していない、この奥ゆかしさ。
どこ行っちゃうんだよと言いたくなるのが「エリザベート」(2009年)
「私立探偵ケイレブ・ハント」(2016年)
引き算か。真っ直ぐ一本、というところに正塚先生の作品らしさを感じさせます。
宝石のように見える「幕末太陽傳」(2017年)、僕は逆さ富士がモチーフではと想像します。
映画が原作の作品と言えばこちら。
「ローマの休日」(2016年)
似ている図柄なのが「ラスト・タイクーン」(2014年)
これはカメラだろうか、映写機だろうか。それとも何か画期的な機械だろうか。
「PUCK」(2014年)はちょこんと腰かけてる姿がかわいい。
タイトルの「P」の穴の部分にもご注目。もしかするとまだどこかに、隠れPUCKがいるかも。
おしまいに
「ロシアン・ブルー」(2009年)を。
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